目指す低音は、知る人ぞ知る鷲見さんのギターです。吉川忠英さんのライブでいつも聞いていて、大好きな音色でした。鷲見さんの工房を見学したり試行錯誤の末に表現できました。会場を包み込むような包容力ある低音をカホンで実現しています。

私は未だ楽器製作者として鷲見さんの足元にも及びませんが、大先輩のように最高品質の楽器を製作していることに誇りを持っています。

大量生産大量消費でなく、いいものを高くても買っていただけると、いいものづくりの人への「応援」になります。みなさん、新年度も応援よろしくお願いします。

【Sumi工房のご紹介】

1986年に設立された鷲見英一氏主宰の『Sumi工房』のギター。そのクオリティの高い作品は国内はもとより、海外からも高い評価を得ております。製作現場は長野県丸子町、のどかな田園風景が広がる場所です。工房を主宰する鷲見英一氏の楽器製作の取り組みは古く、77年「田原楽器JUMBO」の田原良平氏に師事、マンドリン製作を拡大しケンタッキーブランドを立ち上げ、ブルーグラスミュージックの本場アメリカへの進出。SUMI工房設立後はプロミュージシャンモデルを目指した「SHELLY」の製作や、名だたるトップ・ギタリストが数多く使用していることなどでも有名で、精力的に製作しております。